前を向いて歩み出した人たち

事務局の林です。

阿蘇では心が折れそうになりながら、
前を向いて歩みだそうとする人々がいます。

毎日の生活を送ること、明日に向かうこと、
これがどれほどに尊いことなのか。

牛舎が倒壊し、
仕事が再開できる目処が立たない、
様々な理由から稲刈りもできず、
新たな田植えもできない。

それでもなお、
支えてくれる人たちがいること。

弱さも喜びもさらけ出せる人たちが
一緒に瓦礫を片付けて一緒に農地を修復する。

今日は現地から届いた、
田植えの被害状況とボランティア活動をお届けします。

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震災後、田んぼの中から地下水が湧きだした場所が何箇所もありました。

田植えへの影響は少ないものの、
重機が田んぼに入れないことなど、
様々な理由から稲刈りもできず、
もちろん新たな田植えができない状況があります。

また、農業支援への補助金では
配管等の材料費は補助が出るものの、
作業自体への補助はなく、
被災者の費用負担が大きく、
放置するしかないという現実です。。。

そのような中、荒井さんご家族の苗床となる部分の地面を水平にする作業をスタッフ2名で行いました。

「震災前には農業での収入があったが、家屋が全壊し、もう田植えも諦めていた・・・。そのような時にボランティアの皆さんのおかげで片付き、もう諦めようと思っていた田植えを再会しようと思えた」

荒井さんより有難い感謝の言葉をいただきました。

阿蘇では、甚大な被害を受けて明日が見えない状況の方々はまだ多くいらっしゃいます。

復興へはまだ時間を要すると思われます。

ただ、こうしてサポートさせていただくことで、明日への希望の光を感じられる方が一人でも増えることができればと切に願います。

一つでも多く、被災地の皆さんのお力になれるよう、ユナイテッド・アースは邁進していきます。

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